金子賢のキャリアを語る上で欠かせないのが、若い頃に打ち立てた数々の金字塔です。1996年に公開された北野武監督の映画『キッズ・リターン』では、安藤政信とともにダブル主演を務め、落ちこぼれの少年がヤクザの世界へと足を踏み入れていくリアルな若者の葛藤を熱演。日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、一躍トップスターへの階段を駆け上がりました。
その後も2002年の大ヒットドラマ『ごくせん』第1シリーズにおいて、ヤンキー生徒たちを束ねる兄貴分・朝倉てつ役を好演。ワイルドかつ人情味あふれる演技でお茶の間の絶大な支持を獲得します。他にも『ショムニ』シリーズなど数多くの話題作に出演し、俳優としてのキャリアは順風満帆に見えました。
しかし2005年、芸能活動を電撃休止して格闘技イベント『PRIDE』への参戦を表明。当時の格闘技界において芸能人の参戦は賛否両論を呼びましたが、彼は一切の特別扱いを拒否し、トッププロを相手に真っ向勝負を挑み続けました。この命がけの挑戦で培われた不屈のメンタルと徹底した肉体管理のノウハウが、現在のボディメイクビジネスの強固な礎となっています。