のどぐろの主要産地は、島根県(浜田市・松江市沖など)をはじめとする山陰エリアから、石川県・新潟県などの北陸地方にかけての日本海沿岸です。産地によって漁期や特徴はわずかに異なりますが、一般的には脂が最も乗る秋から冬(9月〜翌2月頃)が王道の旬とされています。ただし、産卵前後の初夏を含め、通年で上質な脂を蓄えている点もこの魚の優れた特長です。
素材のポテンシャルを最大限に引き出す美味しい食べ方として、まず試したいのが定番の「塩焼き」です。皮目をパリッと香ばしく焼き上げることで、滴る脂が身全体を包み込みます。さらに、旨味を凝縮させた「干物」をじっくり炙る食べ方や、甘辛い醤油ダレでふっくら煮付けにする調理法、皮目をバーナーで軽く炙った「炙り刺身」も、脂の甘みをダイレクトに堪能できる至高の一皿です。