夜空を見上げる際にまず押さえておきたいのが、今夜の月の出時刻と方角の推移です。月は太陽と同じく東から昇り、南の空高くを通って西へと沈む日周運動を行っていますが、昇る時刻は前日よりも毎日およそ50分ずつ遅くなるという特徴があります。
満月前後の時期であれば、太陽が沈む夕方17時〜18時台に東の地平線から顔を出し、真夜中の午前0時前後に南中(最も高く昇る状態)を迎えます。一方、三日月などの細い月は昼過ぎに昇り、日没後の早い時間帯に南西の低空で見頃を迎えたのち沈んでいきます。
現在の月の位置を素早く把握したい場合は、まず周囲が開けた南から東側の空を基準に探すのが鉄則です。地域ごとの詳細な月の出月の入り時間は、札幌・東京・大阪・福岡など東西南北のロケーションによって15分〜30分前後の時差が生じるため、地元の気象台や天文台が発表するデータを目安に観測をスタートさせましょう。