模試の返却資料に含まれる「共通テスト換算表」や「科目別平均点」は、自分の現在地を多角的に把握するための貴重なデータです。学年や時期によって、平均点の推移には明確な特徴が現れます。
【高1生:7月結果から基礎力を点検】
高校入学後初となる「高1・7月模試」は、中学内容の定着度と高校序盤の理解度を問う問題が中心です。英数の平均点は比較的高め(得点率40〜50%程度)に出ますが、ここで点数が伸び悩んでいる場合は高校の授業ペースに躓いているサインとなります。早期の基礎復習が急務です。
【高2生:11月偏差値が受験の天王山】
「高2・11月模試」は、高校学習の中間折り返し地点であり、難易度が一気に跳ね上がります。国数英に加えて理科・地歴公民の選択科目が本格化し、数学では数II・B(新課程では数Cも含む)の応用力、英語では長文読解のスピードが試されます。この時期の平均点は大きく下がる傾向にあり、高2の11月時点で偏差値60以上をキープできているかが、国公立・難関私大現役合格の大きな試金石になります。
【高3生:マーク模試の換算表でボーダーラインを意識】
高3生が受ける「駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試」では、自己採点結果と換算表を突き合わせ、志望校の共通テストボーダー(得点率)まで何点足りないかを厳密に計算します。設問ごとの正答率推移を見ながら、「配点が高く、かつ全体の正答率が高い問題」での失点をゼロにする作業を徹底しましょう。