今回の徹底取材で明らかになったのは、常連客の間で暗黙の了解として受け継がれてきた「特製味噌ダレホルモン唐揚げ定食」の存在だ。壁の短冊には「焼肉定食」と「からあげ定食」しか書かれていない。だが、厨房の店主に「いつもの合盛りで」と声をかけると、香ばしく炒められた秘伝の赤味噌ホルモンと、カリッと揚がった大ぶりな鶏唐揚げがひとつの大皿に盛られて運ばれてくる。
甘辛いタレが絡んだプリプリの脂と、ジューシーな肉汁。これを受け止めるのは、地元三重県産コシヒカリの炊きたて大盛りご飯だ。一口頬張れば、なぜ地元の人々がこの店を秘密にしておきたかったのかが痛烈に理解できる。
なお、遠方から訪れる際に注意したいのが最新の営業スケジュールだ。仕込みの都合と店主の体調管理を考慮し、現在は昼の11時00分から14時00分までの3時間限定営業となっている。スープや主要な肉の仕込み分が切れた時点で暖簾が下げられるため、確実に味わうなら11時30分までの入店が鉄則だ。定休日は日曜日と水曜日に設定されている。