津市大門の老舗「玉吉餅店」徹底解剖|みたらし団子が愛され続ける訳

津市大門の老舗「玉吉餅店」徹底解剖|みたらし団子が愛され続ける訳

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玉吉餅店を語る上で絶対に外せないのが、飛ぶように売れる看板商品「玉吉餅店みたらし団子」です。一般的なみたらし団子といえば、とろみの強い甘辛い葛餡(くずあん)を絡めた関東風や、小ぶりな団子を香ばしく焦がした京都風を想起する人が多いかもしれません。しかし、同店のみたらし団子はそのどちらとも異なる独自の進化を遂げています。

団子はやや平べったい形状をしており、焼き網の上で表面がきつね色に弾けるまで職人が手際よく直火で炙ります。そこに絡められるのは、三重県産の上質なたまり醤油をベースにしたキレのある秘伝ダレ。口に入れた瞬間に広がる香ばしい焦げ目の苦味と、噛みしめるほどに溢れ出す米本来の甘み、そして深みのある醤油の塩気とほのかな甘みが一体となり、何本でも食べられる中毒性を生み出しています。

さらにファンから熱狂的な支持を集めるもう一つの柱が「玉吉餅店やきもち」です。薄く伸ばした極上の餅生地で上品な甘さの自家製餡を包み、両面をこんがりと香ばしく焼き上げた逸品。外皮のパリッとした心地よい歯ざわりと、中のもっちりとした弾力、舌の上ですっと溶ける小豆の風味は、職人の熟練した火加減のコントロールがあって初めて成立する職人芸です。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。