記念日は歴史的偉人や伝統行事のためだけのものにとどまらない。近代日本および世界のポップカルチャーもまた、カレンダーの上に確かな足跡を残している。特撮映画の金字塔である『ゴジラ』の公開日や、マンガの神様と称される手塚治虫の生誕・忌日などは、ファンコミュニティを超えて社会全体で共有される大切なメモリアルデーだ。
さらに、映画史の黎明期に制作された世界初のSF映画『月世界旅行』が世界に与えた衝撃のように、フィクションの世界が現実の歴史とリンクし、記念日として昇華されるケースも少なくない。表現者たちが命を吹き込んだ作品やキャラクターが、時を超えて今日という日を特別にしてくれる。それこそがカルチャーの持つ圧倒的な力と言えるだろう。