球史に名を刻む偉人たちの誕生日を振り返ると、時代を超えて受け継がれる野球のダイナミズムに圧倒される。通算868本塁打の世界記録を樹立した王貞治(1940年5月20日生まれ)がグラウンドに刻んだ一本足打法の残像は、今なお色褪せることがない。
そして時代は進み、現代の野球界を牽引する大谷翔平(1994年7月5日生まれ)やダルビッシュ有(1986年8月16日生まれ)といった規格外のタレントたちが世界を舞台に旋風を巻き起こしている。彼らがグラウンドで見せる圧倒的なパフォーマンスは、単なる天賦の才だけではなく、それぞれの生年月日から刻まれてきた緻密なトレーニングと飽くなき探求心の賜物だ。
記憶に新しいワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の激闘や、その裏側を描いたドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』を観返せば、世代の異なるトップランナーたちが日の丸の下でいかに共鳴し合っていたかがよく分かる。世代ごとのカルチャーの違いや、異なる誕生日を持つ男たちが織りなすケミストリーこそが、世界一という至高の果実を手繰り寄せたのだ。