山内泉のキャリアを紐解く上で欠かせないのが、慶應義塾大学時代に培われた深い洞察力と学術的視点だ。大学時代から社会構造やメディアの役割に関心を抱き、言葉の持つ力に着目していたという。卒業後、日本放送協会(NHK)に入局した彼女は、金沢放送局をはじめとする地方局での現場取材を重ね、地道な草の根取材のスキルを磨き上げた。
地方局での経験は、後に全国放送のニュースキャスターとして大きな糧となった。地域住民のリアルな声に耳を傾け、現場の空気をダイレクトに汲み取る姿勢は、局内でも高く評価されていた。飾らない素顔と確固たる取材論は、若手アナウンサー時代の段階で既に形成されていたと言えるだろう。