メニエール病は突然の再発リスクを常に抱える難病であり、一筋縄ではいかない。医療・ヘルスケアの専門家と密に連携を取りながら、自身の体調変化の兆候を見逃さないライフスタイルへとシフトしていく必要があった。完治という明確なゴールが描きにくい疾患だからこそ、病を排除するのではなく、共存していく道を選び取ったのである。
最新の病状経過としては、過度な負荷を避けたスケジュール管理と、十分な睡眠・ストレスケアを最優先するコントロールが功を奏している。完璧主義ゆえに自分を追い込みがちだった若手時代とは異なり、身体が発する微細なサインに耳を傾けるしなやかな余裕が生まれた。この意識改革こそが、息の長いキャリアを支える力強い土台となっている。