今井氏が数ある派閥の中で麻生派を選んだ背景には、山東昭子元参院議長の存在が決定的な役割を果たしています。
芸能界出身の先輩議員であり、女性議員の先達でもある山東氏は、今井氏が政界入りした当初から公私にわたり相談に乗ってきた「政界の母」とも言える存在です。山東氏自身が旧山東派の領袖を経て麻生派に合流した中核幹部であったことから、今井氏を温かく迎え入れ、派閥のトップである麻生太郎氏に引き合わせたという経緯があります。
今井氏にとって麻生派を選んだ理由は、単なる数合わせや利害関係だけではありませんでした。党内でも重鎮として揺るぎない影響力を持つ麻生太郎氏の後ろ盾を得ることで、自身がライフワークとする障がい児支援や共生社会の実現に向けた法案・予算要望を、党の意思決定ラインへダイレクトに届けるパイプを確保する狙いがあったと分析されています。