被害者の多くが入口として利用してしまうのが、SNS上の検索ハッシュタグだ。「#びわ湖大花火大会チケット」「#花火大会譲ります」といった投稿の裏には、組織的な詐欺グループが潜んでいる。彼らは実在する人物の日常アカウントを乗っ取り、過去のリアルな投稿を残したまま信憑性を演出する。
さらに、過去の取引完了画面のスクリーンショットを掲載し、信頼できる出品者を装う。購入希望者がDMを送ると、PayPayやLINE Payなどの即時送金アプリ、あるいは暗号資産での支払いを急かしてくる。一度送金してしまうと返金追跡は極めて困難であり、手元には使い回された無効なQRコードだけが残される仕組みだ。