数々の名作を世に送り出してきたキントリ 天海祐希 主演ドラマの中でも、シーズン2は警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称:キントリ)」のチームワークが極限まで研ぎ澄まされた時期としてファンに深く記憶されています。まずは彼らを取り巻く人間模様を整理しましょう。
物語の中心に立つのは、元特殊犯捜査係(SIT)の敏腕交渉人・真壁有希子(天海祐希)。彼女の揺るぎない正義感と被疑者の心の襞(ひだ)に鋭く切り込む観察眼が、密室の膠着状態を打破する起爆剤となります。それを統括するのが、管理官の梶山勝利(田中哲司)。時に冷徹な組織人として振る舞いながらも、真壁への信頼と組織の防壁となる覚悟を秘めた司令塔です。
そして、取調官として脇を固めたベテラン陣の存在感は圧巻でした。海千山千の叩き上げ刑事・菱本進(でんでん)、元スリ捜査のプロで人の痛みに寄り添う「善さん」こと中田善次郎(大杉漣)、公安出身で感情を表に出さず被疑者を丸裸にする小石川春夫(小日向文世)。この重厚な布陣が完成させる緊急取調室シーズン2 キャスト相関図は、日本の警察ドラマ史上でも稀に見る完成度を誇っています。
彼らと対峙する捜査一課の刑事部隊、通称「もつなべコンビ」の渡辺鉄次(速水もこみち)と監物大二郎(鈴木浩介)、さらにキントリの動向を冷ややかに監視する警視庁刑事部長・磐城和久(大倉孝二)との絶妙なパワーゲームが、ドラマに重層的な緊張感をもたらしました。