「急な仕事で行けなくなりました。プレミア席2枚お譲りします」。SNS上でこうした親切心を装った投稿を見かけたことはないだろうか。これこそ、個人間取引を狙った典型的なチケット詐欺のアプローチだ。
犯行グループは、DM(ダイレクトメッセージ)でのやり取りに誘導し、PayPayや電子マネーでの即時送金を要求してくる。指定口座に送金した瞬間、アカウントはブロックされ、連絡が一切途絶える。「身分証明書の画像を送るから安心してください」と言われて送られてくる運転免許証の画像すら、別の被害者からだまし取った偽造データである場合がほとんどだ。