讃岐の地の霊性を語る上で外せないのが、この地に生まれ育った大天才・空海(弘法大師)の存在だ。讃岐の各地には、彼が修行を行ったとされる洞窟や湧き水が今なお大切に残されており、静寂に包まれた境内を歩くだけで身体の奥底からエネルギーが湧き上がるのを感じる。
一方で、保元の乱に敗れて讃岐へ配流された崇徳天皇の悲運の物語も、この土地の歴史に深い影と気品を与えている。白峰宮をはじめとするゆかりの地には、怨霊となった天皇を鎮めるための神聖な空気が漂い、悪縁を断ち切り良縁を結びたいと願う参拝者が全国から訪れている。