金刀比羅宮の階段1368段を完全攻略!参拝時間と黄色いお守りの秘密の重要ポイントをご紹介します。専門的な知識が満載です。

石段を登る途中で必ず目にするのが、628段目に堂々とそびえ立つ旭社(あさひしゃ)です。天保8年(1837年)に建立された重要文化財であり、総欅造りの二層入母屋造り、屋根裏や柱に施された見事な彫刻群は目を見張る美しさを誇ります。

その荘厳さから、初めて訪れた参拝者が「ここが本宮だ」と勘違いして参拝してしまうケースが後を絶ちません。しかし、境内の古いしきたりにおいて、旭社は登りではなく「本宮参拝後の帰り道に参拝する」のが正式な作法とされています。往路で手を合わせるのをぐっと堪え、まずは785段目の本宮で主祭神にご挨拶を済ませてから、下向ルートで旭社へ感謝を捧げるのが正しい順序です。

また、429段付近の御厩(みうまや)では、神様が乗るための馬として奉納された神馬(しんめ)が暮らしています。白毛の神馬「白トウ号」や、サラブレッドとして活躍した「月琴号」などが穏やかな表情で参拝者を迎えます。午前中から日中にかけて姿を見ることができ、その神聖で気品あふれる立ち姿は、登拝の疲れを癒やすオアシスとなっています。

さらに石段500段目には、資生堂パーラーが運営するカフェ&レストラン「神椿(かみつばき)」が鎮座します。境内林の中に忽然と現れるモダンな空間で、名物のパフェやドリンクを味わいながら息を整えることも可能です。