視点を世界に向けると、人類の文明や政治体制を根底から変革した圧倒的な指導者たちが存在します。とりわけ、男性中心の権力構造の中で比類なきリーダーシップを発揮した女性たちの功績は見逃せません。
【世界史を動かした傑出した女性たち】
クレオパトラ7世(古代エジプト)
単なる「絶世の美女」ではなく、9カ国語を操る卓越した知性と外交手腕で、強大なローマ帝国(カエサルやアントニウス)と対等に渡り合った賢帝でした。
エカチェリーナ2世(ロシア帝国)
啓蒙専制君主としてロシアを西欧化し、黒海沿岸やクリミア半島を獲得して帝国最大の領土拡張を達成した女帝です。
フローレンス・ナイチンゲール(イギリス)
「白衣の天使」という献身的なイメージが先行しますが、本質は徹底した「統計学者」でした。クリミア戦争の野戦病院で死亡原因をデータ化し、衛生改革によって死亡率を劇的に下げ、近代医療・公衆衛生の基礎を築きました。
マリー・キュリー(ポーランド/フランス)
放射性元素ラジウム・ポロニウムを発見し、女性初のノーベル賞受賞者にして、物理学賞・化学賞の2分野を受賞した唯一の偉人です。
世界史の巨人としては、地中海世界を統合したアレクサンドロス大王、合理的な法典と軍事力で欧州を席巻したナポレオン・ボナパルト、ルネサンスの万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチなど、知性と実行力を極限まで高めた人物たちが歴史の分岐点を作り出してきました。