家の余り薬はいつまで飲める?薬剤師が教える処方薬の寿命と危険

家の余り薬はいつまで飲める?薬剤師が教える処方薬の寿命と危険

家の余り薬はいつまで飲める?薬剤師が教える処方薬の寿命と危険に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

液剤や外用薬は、固形製剤よりもはるかにシビアな衛生管理が求められる。なかでも点眼薬は、開封した瞬間から空気中の浮遊菌やまつ毛・皮膚の常在菌に晒される。防腐剤が含まれている一般的な目薬であっても、開封後の使用期限は約1か月が限度だ。防腐剤無添加の使い切りタイプに至っては、開封したその日のうちに破棄しなければならない。

容器の先端が白く濁っていたり、内部に浮遊物が見えたりする目薬を点眼すれば、角膜炎や重篤な結膜感染症を引き起こす恐れがある。また、小児科で頻繁に処方される水薬やシロップ剤も極めてデリケートだ。甘味をつけるための糖分が豊富に含まれているため、雑菌やカビにとって格好の温床となる。

シロップ剤の安全な使用可能期間は、冷蔵庫保管であっても原則として処方日数分、長くても1週間から2週間程度である。子どもが飲み残した甘いシロップを「また熱が出たときのために」と冷蔵庫に何カ月も放置することは、細菌のかたまりを保存しているようなものだ。

中川 明日香
Author

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。