調味料に関して最も頻出する誤解が「中濃ソースととんかつソースは名前が違うだけで中身は同じ」という思い込みです。
日本農林規格(JAS)において、ソース類は粘度によって明確に定義区分されています。東日本エリアでは万能調味料として中濃ソースが広く親しまれていますが、関西を中心とする西日本エリアでは、サラサラのウスターソースと高粘度のとんかつソース(濃厚ソース)を用途に応じて厳格に使い分ける食文化が定着しています。
中濃ソースをとんかつソースの代わりにそのままかけると、とんかつの油分に対してややサラリとしすぎており、衣の奥まで染み込んでサクサク感を損ねてしまうケースがあります。濃厚な自家製だれを合わせることで、衣の上にソースがしっかりと留まり、揚げたてのクリスピーな食感を損なわずに最後の一口まで堪能できます。
【プロの結論】自家製ソースを作るべき人・市販品を選ぶべき人の判断基準
手作りソースには絶大なメリットがある一方で、生活スタイルに応じた使い分けが肝要です。
【自家製レシピを選ぶべき人】
・市販のボトルソースを1本買っても使い切れずに賞味期限を切らしてしまう人
・添加物を控え、シンプルな原料だけで安全に美味しいタレを作りたい人
・揚げたてのとんかつに合わせて、甘口・辛口・胡麻風味などを自在にカスタマイズしたい人
【市販のソースを購入すべき人】
・毎日のお弁当作りなどで、計量する時間すら惜しく1秒で盛り付けを完了させたい人
・常温で数ヶ月以上キープできる長期保存性を最優先したい人