彼女の身長がドラマの劇的な効果として最大限に機能したのが、社会現象となった『半沢直樹』での国土交通大臣・白井亜希子役だろう。白のスーツを身にまとい、百戦錬磨の銀行員や政治家たちと対峙する場面で見せた威圧感は、170cmの長身とすらりと伸びた背筋があってこそのものだった。男性俳優陣に囲まれても視線が埋もれず、画面中央で圧倒的な権力を視覚化してみせた。
さらに、主演を務めたフジテレビ系ドラマ『SUPER RICH』では、ベンチャー企業の女性社長というタフな役どころを担当。赤楚衛二や町田啓太といった高身長の若手実力派たちと並んでも見劣りしない堂々たるシルエットが、キャラクターの経済的・精神的な自立を説得力たっぷりに補強していた。日本のテレビドラマにおいて、女性が組織のトップに立つ姿をリアルに演じる上で、彼女の体躯は最大の武器として機能している。