江波杏子さんの名前を語る上で絶対に外せないのが、大映の看板シリーズとなった映画『女賭博師』シリーズです。
1942年に東京で生まれた江波さんは、1959年に大映へ入社して芸能界入りを果たしました。デビュー当初は清純派の脇役が中心でしたが、1966年に主演した映画『女の賭場』が大ヒットを記録。これを機にスタートした『女賭博師』シリーズでは、主人公・昇り竜のお銀を熱演し、全17作に及ぶ大人気シリーズへと発展しました。
壺振りの鮮やかな手さばき、着物の肩を脱ぎ捨てて見せる凄みのある美しさ、そして芯の通った鋭い眼光は、当時の映画ファンを熱狂させました。若い頃のブロマイドや写真を見ても、現在の基準ですら息をのむほど洗練された美貌とカリスマ性を放っており、昭和の映画史に燦然と輝く金字塔を打ち立てました。