本件の審理を担当する札幌地方裁判所では、一般市民から選ばれた裁判員がプロの裁判官とともに量刑を協議する。法律論だけでなく、市民感覚が判決に色濃く反映されるのが裁判員裁判の特徴だ。Yahoo!ニュースなどのコメント欄をはじめとする世論の怒りは凄まじく、若者たちの無軌道な暴力に対する厳罰を求める声は根強い。
一方で、弁護側は被告の生育歴や従属的な立場、反省の態度などを強調し、情状酌量を求める姿勢を崩さない。冷酷な犯行態様と、法廷で見せる被告の姿。裁判員たちは、理不尽に命を奪われた被害者と遺族の無念に寄り添いながら、極めて重い司法判断を下すことを迫られている。