そもそも、胸や喉に塗るべき塗布薬を足の裏に塗るという発想はどこから生まれたのでしょうか。東洋医学の観点から見ると、足の裏には多くのツボ(反射区)が集中しており、体の各器官と繋がっているとされています。特に呼吸器系に対応する反射区が親指の付け根付近にあるため、ここにメントール成分が刺激を与えることで、気管支が拡張するのではないかという説が根強く囁かれています。
また、足の裏は皮膚が厚い一方で、毛細血管が発達しているエリアでもあります。しかし、皮膚科医の多くは「足の裏から有効成分が吸収されて全身に回ることで咳が止まる」という直接的な吸収説には懐疑的です。それでもなお、多くの人が効果を実感する背景には、別のメカニズムが働いている可能性があります。