このクール最大の話題をさらったのは、間違いなく菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』と、阿部寛が牽引した『DCU〜手錠を持ったダイバー〜』による真っ向勝負だ。
世帯平均視聴率の数字で見れば、TBSテレビの看板枠である日曜劇場『DCU〜手錠を持ったダイバー〜』が初回16.8%という圧倒的なロケットスタートを記録し、貫禄の首位をキープした。海上保安庁に新設された水中事件捜査のスペシャリスト集団を描く骨太な物語は、幅広い世代を釘付けにした。水深数十メートルの暗闇で繰り広げられる緊迫のサスペンスと、阿部寛の重厚な存在感が視聴率を力強く牽引した形だ。
対する『ミステリと言う勿れ』は、世帯視聴率こそ11%台から13%台で安定推移したものの、見逃し配信の再生回数で記録的な数字を叩き出した。フジテレビジョンの月曜9時枠で放映された本作は、天然パーマの大学生・久能整が淡々と語る持論がSNS上で爆発的な反響を呼び、世代を超えた共感を呼んだ。リアルタイムの『DCU』、タイムシフトと配信の『ミステリ』という、視聴スタイルの二極化を象徴する歴史的な覇権争いとなった。