ふたりの出会いからゴールインに至る歩みは、日本映画史に残る3本の傑作スクリーンと分かち難く結びついています。単なる共演者から唯一無二のパートナーへと関係が深化していった過程には、役者としての魂のぶつかり合いがありました。
最初の接点となったのは、2015年5月に撮影が行われた映画『ディストラクション・ベイビーズ』(2016年公開)でした。菅田将暉が演じる暴力的な少年と、小松菜奈演じる過酷な境遇の少女という壮絶な役柄で対峙したふたり。当時のインタビューにおいて小松菜奈は「撮影中は役柄の菅田さんが怖すぎて大嫌いだった」と率直に振り返り、菅田将暉もまた彼女の研ぎ澄まされた表現力に強烈な衝撃を受けたと証言しています。
その直後、同年秋に過酷なオール和歌山ロケで行われた映画『溺れるナイフ』(2016年公開)でダブル主演を務めます。10代の剥き出しのパッションと危うさを演じ切る中で、ふたりの距離は役者としての深いリスペクトへと変化しました。完成披露試写会などで菅田将暉が見せた小松菜奈への惜しみない賛辞は、当時からファンの間でも大きな話題となっていました。
決定打となったのが、中島みゆきの名曲を原案にした映画『糸』(2026年公開、撮影は2019年秋)での3度目の共演です。平成から令和へと時代をまたぐ壮大な愛の物語を演じる中で、菅田将暉からの熱烈なアプローチが実を結び、交際がスタートしました。関係者の証言によると、菅田将暉は周囲の親しい友人に対して交際当初から「結婚したい」とストレートに語っていたと報じられています。