名門ソニー・クラシカルとのワールドワイド契約は、彼が真に世界的アーティストの列に加わった証左である。世界デビューアルバム『Human Universe』は、クラシックの名曲と自作曲、そしてネオクラシカルの意匠が見事なまでに交錯する大作となった。
宇宙の神秘や人間の精神世界をテーマに据えたこの作品で、彼はピアノという楽器の音響的可能性を極限まで押し広げた。打楽器的なアタック音から天上の囁きのようなピアニッシモまで、音色パレットの豊かさは息を呑む。音符のひとつひとつが独自の引力を持ってリスナーを惹きつける。