日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)や国際ボディビル・フィットネス連盟(IFBB)のステージで頂点を争うトップアスリートたちのトレーニングを観察すると、共通する驚くべき緻密さが見えてくる。日本人として世界最高峰のプロコンテストで結果を残し続ける山岸秀匡をはじめとするトップランカーたちは、決して無駄な反動に頼らない。
数々の名選手を輩出してきたゴールドジムのフロアでも、歴戦の猛者ほど1レップごとの初動に神経を研ぎ澄ませている。骨格の幅、腕の長さ、筋肉の付着部は一人ひとり異なる。トップ選手たちのアプローチから学ぶべきは、表面的なフォームの模倣ではなく、自身の解剖学的特徴に合わせて負荷が逃げないミリ単位のスイートスポットを探求し続けるストイックな姿勢そのものだ。