検察庁で働く職員として混同されやすいのが「検察官」と「検察事務官」です。ドラマなどではバディとして描かれることが多い両者ですが、その給与体系や身分には明確な一線が引かれています。
検察事務官は、国家公務員採用試験(一般職・総合職など)に合格して採用された行政職公務員です。検察官の捜査を補助したり、証拠品の管理、裁判手続きの事務処理などを担当します。
検察事務官には一般的な公務員と同じ「行政職俸給表(一)」が適用されるため、初任給は年収約350万〜400万円、40代〜50代の平均年収は600万〜750万円程度です。また、検察官とは異なり、勤務した時間分の残業代がしっかりと支給されます。
検察官(司法試験合格者)との生涯年収の差は1.5倍から2倍近くになります。ただし、検察事務官として経験を積み、庁内選考と研修を突破して「副検事」へと登用され、最終的に検事へと昇格するキャリアパスも用意されており、現場からの叩き上げで高年収を掴み取るルートも存在します。