検察官の世界は完全なピラミッド組織であり、検察官キャリア出世コースに乗れるかどうかで最終的な年収と名誉は大きく分岐します。
全国の地方検察庁で現場捜査を経験した後、法務省の官房や刑事局などの「赤レンガ(法務省本省)」に呼ばれて企画立案に携わる赤レンガ派と、東京地検特捜部などの捜査現場を率いる特捜派がエリートコースの両翼とされます。そこから主要地検の次席検事、検事正を経て、全国8か所に配置される高等検察庁のトップ「検事長(認証官)」へと選抜されていきます。
最高峰ポストである検事総長および東京高検検事長などの認証官ポストに就任すると、天皇から直接認証を受ける格式となり、年収は2500万円から3000万円の大台を記録します。激務と強烈な責任に耐え抜き、組織の頂点を目指すキャリアは険しい道のりですが、それに見合う圧倒的な社会的権威と処遇が用意されているといえます。