1994年(平成6年)12月29日に誕生された佳子さま。その命名にあたっては、父・秋篠宮文仁親王の深い思いが込められている。「健康で素直に、すこやかに育ってほしい」という願いに加え、「心身ともに優れ、体体の美しい子に」という祈りを込めて「佳」の文字が選ばれた。
また、皇室の女性皇族には伝統的に名前に「子」をつけ、身の回りの品につける印章・シンボルである「お印(しるし)」を選ぶ慣習がある。佳子さまのお印は「ゆうな(ハイビスカス・ティリアケウス)」。南国の海岸近くに咲く黄色い可憐な花であり、しなやかさと芯の強さを感じさせる。まるで良質な人物ドキュメンタリーのように、その命名の背景には家族の愛情と伝統が交差している。