家主とは何者?大家・管理会社との法的な違いや修繕義務の全真相

家主とは何者?大家・管理会社との法的な違いや修繕義務の全真相

家主とは何者?大家・管理会社との法的な違いや修繕義務の全真相について詳しく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

賃貸生活で最も頻発する問題の一つが設備の故障です。賃貸物件の設備(エアコン、給湯器、換気扇、トイレなど)は原則として家主の所有物であるため、経年劣化や自然故障に対する家主の修繕義務民法改正(民法第606条・第607条の2)によって、ルールの明確化が図られました。

改正民法では、以下のような具体的な権利が借主側に認められています。

第1に、エアコンなどの設備が故障した際、借主が家主に修繕が必要である旨を通知したにもかかわらず、家主が「相当の期間内に必要な修繕をしないとき」、または「急迫の事情があるとき」は、借主自らが業者を手配して修繕し、その費用を家主に全額請求できるようになりました(民法第607条の2)。

第2に、設備の一部が故障・滅失して使用できなくなった場合、以前の法律では「減額請求ができる」とされていたものが、改正法では「使用できなくなった割合に応じて当然に賃料が減額される」(民法第611条)と規定が強化されました。真夏にエアコンが壊れたまま放置されるような事態に対し、借主側の自己防衛手段が法的に整えられています。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。