かつて東京都渋谷区神宮前に構えていた假屋崎省吾さんの自宅兼サロンは、地上3階・地下1階、延床面積も広大なスケールを誇るまさに「お城」のような大豪邸でした。土地と建物を合わせた総工費は約17億円にのぼり、数々のテレビ番組で公開されるたびに視聴者を驚嘆させてきました。
この象徴的な邸宅を売却した最大の理由は、「終活」と「人生のダウンサイジング」にあります。還暦を迎え、大病や体調管理と向き合う中で、假屋崎さんは「巨大な空間を維持・管理し続ける負担」を冷静に見つめ直しました。毎月の莫大な維持費や固定資産税、階段の多い間取りでの生活動線など、年齢を重ねるにつれて現実的な課題が浮き彫りになっていったのです。
さらに、社会情勢の大きな変化によって東京一極集中にこだわる必要性が薄れたことも後押ししました。「本当に大切なものだけに囲まれて、心穏やかに生きたい」という強い決意が、長年愛着を持っていた表参道からの潔い旅立ちを決断させました。