保護者が最も頭を悩ませるのが、家庭訪問のお茶出しマナーです。「出さないと失礼にあたるのではないか」と心配する声が根強くありますが、結論から言えばお茶出しやお菓子の用意は基本的に不要です。
学校から事前に配られるプリントに「お茶やお心遣いはご無用に願います」と明記されている場合、それは社交辞令ではなく文字通りのルールです。教員は1日に6〜8軒もの家庭をタイトなスケジュールで巡回するため、各家庭でお茶を飲んでいるとトイレに行けなくなる現実的な問題があります。
どうしても感謝の気持ちを表したい場合は、未開封のペットボトル飲料(常温の緑茶や麦茶)を「移動中のお喉の潤しにどうぞ」と一言添えて渡すスタイルが喜ばれます。ただし、高価な洋菓子や贈答用アソートといった家庭訪問のお菓子・手土産を渡す行為は、公立校のコンプライアンス(公務員倫理規程)に抵触するため絶対に避けてください。