植物の三大栄養素である窒素・リン酸・カリウム (NPK) のバランスを理解することは、追肥を成功させる大前提となる。葉や茎を育てる窒素(N)、開花や結実を促すリン酸(P)、根を強固にし耐病性を高めるカリウム(K)は、それぞれ求められる時期が異なる。
現代の農業指導において重視されているのが、綿密な施肥設計だ。国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の最新データでも、生育中期以降のカリウム供給が果実の糖度や耐暑性の維持にいかに寄与するかが示されている。成長ステージを無視して同じ比率の肥料を漫然と与え続けるのではなく、実を太らせたい時期にはリン酸やカリウム主体の配合にシフトするなど、植物のリクエストに応じた配分が求められる。