加藤一二三の若い頃が超絶イケメン!神武以来の天才の伝説と真実の要点を詳しく解説してご紹介します。

加藤九段を語る上で欠かせない精神的支柱が、カトリック教会での洗礼です。30歳の時、度重なるタイトル戦の重圧や精神的な葛藤の中でキリスト教に出会い、洗礼名「パウロ」を授かりました。対局前には必ず教会で祈りを捧げ、盤上での戦いを「神から与えられた使命」と捉えるようになったことで、その勝負哲学はより強固なものとなりました。後にその篤い信仰と社会貢献が認められ、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世から「聖シルベストロ騎士団勲章」を叙勲されています。

この揺るぎない精神性は、彼の代名詞である「棒銀(ぼうぎん)戦法」へのこだわりにも直結しています。銀将を前線へ真っ直ぐ繰り出す棒銀は、将棋の基本でありながら、上位陣相手には対策されやすいと敬遠されがちな戦法でした。しかし加藤九段は、「正しい手を指し続ければ絶対に破られない」という信念のもと、プロの頂点でも棒銀を指し続けました。

相手が研究し尽くして待ち構えている盤面に対し、堂々と王道の攻めを貫く姿勢。迷いのないその指し手こそが、彼が半世紀以上にわたってトップ棋士として恐れられ、愛された最大の理由でした。