家庭内でのエピソードには事欠かない。酔っ払って記憶を失った状態で帰宅する、貴重な所持品をどこかに置き忘れる、思いつきで無謀な企画をぶち上げる――普通であれば離婚問題に発展しそうな出来事も、彼女の手にかかれば「日常の一コマ」として処理される。
子どもたちの父親としての姿に対しても、過度な期待を寄せないのが彼女流だ。育児や家事を完璧に分担させるのではなく、お互いの領分を尊重し、夫が能力を発揮できる領域と家庭の安定を明確に切り分けている。感情論に走らず、課題解決型の思考で家庭を切り回す姿は、まさに家庭内の「裏のCEO」と呼ぶにふさわしい。