極悪同盟の歴代メンバーの現在とは?ダンプ松本とクラッシュの真相に関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

1980年代初頭の全日本女子プロレス(全女)は、ビューティ・ペアの解散以降、次世代スターの台頭を模索する激動期にありました。当時、本名の松本香としてリングに上がっていたダンプ松本は、決してエリート街道を歩んでいたわけではありません。同期が次々と頭角を現すなか、受け身の巧さや体格の良さは評価されつつも、華やかなベビーフェイスとしてのチャンスには恵まれませんでした。

転機となったのは、当時の絶対的ヒール軍団「デビル軍団」への加入です。デビル雅美の統率下で悪役に開眼した松本香は、同期の本庄ゆかり(後のクレーン・ユウ)とともに、従来の枠に収まらない「徹底的な狂気」を演じる道を選択します。そして1984年、デビル軍団から独立する形で結成されたのが「極悪同盟」でした。

結成の動機は極めて現実的でした。当時の全女は「25歳定年制」や厳しいピラミッド構造が存在し、結果を残せなければ即座に居場所を失う過酷な環境でした。生き残るためには、観客から本気で憎まれる絶対悪になるしかない——。顔面にペイントを施し、剃刀や一斗缶、竹刀を手にリングへ向かった彼女たちの姿は、自らのレスラー生命を賭けた退路なき決断の産物でした。