磯村勇斗のキャリアを語る上で外せないのが、全国区の知名度を獲得するきっかけとなった初期の重要作です。
2015年放送の『仮面ライダーゴースト』では、敵側の幹部でありながら次第に心を開いていくアラン(仮面ライダーネクロム)役を熱演。初めて口にした「たこ焼き」の美味しさに目覚め、人間味を獲得していく心の変遷を丁寧に演じ、子どもだけでなく大人の特撮ファンからも絶大な人気を博しました。
そして2017年のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』では、ヒロイン・みね子(有村架純)が働く洋食店「すずふり亭」の見習いコック・前田秀俊(ヒデ)役に抜擢。寡黙で誠実、不器用ながらも温かくヒロインを見守り続ける理想的な青年像を見事に体現し、「ヒデ沼」と呼ばれる現象を生み出しました。この二作品によって培われた基礎力と幅広い受容性が、その後の快進撃の土台となっています。