ライスペーパーがここまで熱烈に支持されるもう一つの決定的な理由は、優れたダイエット料理としての機能性にある。一般的な小麦粉を使った餃子の皮や春巻きの皮、ピザ生地と比較して、ライスペーパーは水分を含むと大きく膨らむため、1枚あたりの使用質量がごくわずかで済む。1枚あたりのエネルギーは約30kcal前後。糖質制限食を実践するダイエッターにとって、これほど頼もしい味方はない。
麺類の代わりに細切りにしてスープへ投入する「フォー風ヌードル」や、たっぷりの野菜とささみを包んで食べる高タンパク低脂質ラップサンドなど、満足感を損なわずにカロリーを削る工夫が次々と編み出されている。グルテンフリーの生活を志向する層からの需要も手伝い、健康志向の食卓を支えるインフラとして完全に定着した。