オアフ島の中心地であるホノルルでは、老朽化したホテルの全面リノベーションと、環境配慮型ハイグレードリゾートの建設ラッシュが相次いでいる。特にワイキキ周辺やカカアコ地区では、最先端のエコ建築基準をクリアした滞在型施設が続々と誕生し、都市の景観を一新させている。
この大規模な構造改革を主導するのが、ハワイ州のジョシュ・グリーン知事だ。知事は州のインフラ整備と環境保護ファンドの創設を強く推進しており、過度な観光公害を防ぎつつ地域の価値を高める政策を展開している。ハワイ州観光局もこの動きに同調し、単なる集客から「レスポンシブル・トラベル(責任ある観光)」への質的転換を促す世界的キャンペーンを開始した。これにより、地域の歴史文化を尊重する旅行スタイルが今まで以上に求められている。