ネット上にはまだ情報が出揃っていない、路地裏の深夜営業店へと足を運んだ。夜の帳が下りた足利の旧市街、控えめな赤提灯が灯るその店では、常連客が静かに丼を傾けている。ここで先行入手した一杯は、地元の伝統野菜と豚骨白湯を合わせた未発表の限定麺だ。乳化しきったスープのまろやかなコクに、鋭い香味油のアクセント。一口啜るだけで、これまでの足利のイメージが一変する破壊力を持つ。
ラーメンデータベースや食べログといった大手レビューサイトでは拾いきれない、店主の気まぐれで提供される裏メニューや日替わりの限定麺。昼の顔とは全く異なる、酒の締めにとどまらない骨太な深夜の一杯が存在すること自体、足利のラーメン文化の層がどれほど厚くなっているかを物語っている。