通販おせちにおける最悪の失敗談として、いまなお語り継がれる歴史的事件がある。2011年正月に発覚した「バードカフェおせち事件」だ。
当時、外食チェーン「外食新撰組」の代表を務めていた水野雅一氏が手掛けた横浜市内のカフェ&バー「バードカフェ」名義の重箱が、共同購入サイト「グルーポン・ジャパン」を通じて半額の1万5000円で大量販売された。800食という過剰な注文を受けたものの製造ラインはパニックに陥り、元旦に届いたのはサンプル写真とは似ても似つかないスカスカの残飯のような物体だった。チーズや煮物が散らかり、腐敗した食材まで混入していた惨状は日本中に衝撃を与えた。