大貧民の恐怖は、地域やコミュニティによって乱立する「ローカルルール」の存在によって加速する。8切り、11バック、5スキップ、10捨て、スペ3返し、禁止上がり——。これらのルールが重なり合うことで、ゲームは高度な情報戦へと変貌する。
だが、問題はルールの解釈違いや、予期せぬルールの連鎖によって「自分の完璧な計画が不可抗力で潰される」瞬間に生じる。プレイヤーは「自分の能力不足」ではなく「理不尽なシステム」によって負けたと感じた時、最も強い怒りを覚える。ルールが増えれば増えるほど、事故のような敗北が発生し、マジギレの確率は跳ね上がるのだ。