芸能界における孤独死のニュースは、昭和の大スターから平成のトップアイドルまで、幅広い世代で報じられてきました。公の場で見せていた洗練された姿とは裏腹に、住み慣れた自宅や一人暮らしのアパートで数日あるいは数週間誰にも気づかれずに発見される事例が後を絶ちません。
過去に大きく報じられた主な女性芸能人・女優の事例を振り返ると、発見の経緯には共通して「連絡の途絶」や「異変を察知した周囲の通報」が存在します。
1980年代を代表する国民的歌手・女優の江利チエミさんは1982年2月、港区の自宅マンションの寝室で倒れているところをマネージャーによって発見されました。享年45。死因は脳卒中および吐瀉物による窒息と発表され、義姉による巨額の横領被害や借金返済に追われた過酷な私生活がクローズアップされました。
また、元タレント・キャスターとして「しば漬け食べたい」のCMで一世を風靡した山口美江さんは2012年3月、横浜市内の自宅で51歳の若さで急逝。連絡が取れないことを心配した親族が警察に通報し、遺体となって発見されました。死因は心不全。重度の認知症を患った父親を献身的に介護し、見送った後に訪れた極度の喪失感と孤立が引き金になったと伝えられています。
さらに、1990年代から2000年代にかけて絶大な発信力を誇った飯島愛さんは2008年12月、渋谷区の自宅マンションで死後約1週間が経過した状態で発見されました。暖房がついたままの部屋で倒れており、行政解剖の結果、死因は肺炎と特定されました。