歌詞に刻まれた「10年後の8月 また出会えるのを信じて」という約束。2011年、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のエンディングとしてカバーされた際、まさに劇中で「10年後」が再現され、社会現象となったことは記憶に新しい。
そして今、そこからさらに15年が流れた。スマートフォンを通じて24時間誰かとつながっているはずの現代人が、どこかで抱く孤立感。タイムラインをスクロールすれば一瞬で消えていく希薄な人間関係の中で、「一生忘れない」と誓い合った秘密基地での物語は、現実を超えたファンタジーであり、同時に強い渇望の対象なのだ。