イベントの熱気の中心にあるのは、通常店舗では手に入らない格安の二級品(B級品)だ。本来なら製品として出荷されない品々が、驚くべきプライスでカゴやワゴンに盛られている。
どこがダメ?二級品(B級品)の判定基準
マルヒロの検品基準は非常に厳格だ。二級品として分類される理由の多くは、一般のユーザーが見ても気付かないレベルのわずかな個体差に過ぎない。
- 鉄粉(黒点): 陶土に含まれる鉄分が焼き上がりの際に小さな黒い点として現れたもの。
- ピンホール: 釉薬(ゆうやく)の表面に針で突いたような小さな穴が残ったもの。
- 釉薬のムラ・垂れ: 色味の濃淡や、職人の塗りの工程で生じたわずかなグラデーション。
- わずかな歪み: 焼き上げの収縮過程で生じた、目視ではほぼ分からない僅かな形の歪み。
これらは陶磁器の特性上、自然に発生する個性でもある。使用上の強度や衛生面には何ら問題がないため、日常使いの器としては申し分ない品質を保っている。
一点モノの宝探し!試作品や絶版アイテムの魅力
ガレージセールがコレクターを惹きつける理由は、二級品だけにとどまらない。商品化されなかったプロトタイプ(試作品)や、過去のアパレルブランドとの限定コラボアイテム、すでに生産が終了した廃番カラーが突如としてワゴンに投入される。
「二度と手に入らない幻の一品」に巡り合えるカタルシスこそ、朝早くから行列に並ぶファンの大きな原動力になっているのだ。