現地に到着したファンが最もこだわりたいのが、映画ポスターや劇中カットの構図(アングル)の再現です。須賀神社の階段で映画と同じ画角を切り取るためには、いくつかの明確なポイントがあります。
まず、有名なキービジュアルポスターのアングルは、「階段の頂上(神社境内側)から少し右手に立ち、階段越しに東側の街並みを見下ろす位置」から撮影されています。映画のポスターでは、瀧が階段の下から見上げ、三葉が階段の上から振り返る構図になっていますが、実際の現地では、階段の最上段付近に立つことで奥の直線道路と空が綺麗にフレームへ収まります。
劇中の光のニュアンスを体感したい場合は、時間帯の選択が重要です。映画のビジュアルのような澄んだ青空と柔らかな光を捉えるには、太陽高度が高くなる前の午前9時から11時頃、または夕景の切なさを味わいたい場合は日没前後の「黄昏時(かたわれ時)」が絶好のタイミングとなります。ただし、住宅街のため広角レンズで周囲の民家の内部や通行人の顔が直接写り込まないよう、画角の調整や被写界深度の工夫が必要です。