インターネット上のコミュニティ(韓国のオンライン掲示板DC Insideや日本国内のYahoo!知恵袋、SNSなど)を定点観測すると、「オッパ」という呼称をめぐる男性たちの赤裸々な本音が浮かび上がってきます。単なる好意の表現として歓迎される一方で、現代社会特有の複雑な受け止め方も存在します。
まず肯定的な意見として目立つのは、やはり「無条件の幸福感とプライドの高揚」です。
「好意を寄せている女性から初めてオッパと呼ばれた瞬間は心拍数が跳ね上がった」「自分の名前を呼ばれるより何倍も距離が縮まった気がする」といった声は、日韓を問わず無数に見られます。特に普段は厳しい上下関係の中で気を張っている男性ほど、年下女性からの甘えを含んだ呼びかけに癒やしを感じる傾向が顕著です。
一方で、近年ネット上で議論を呼んでいるのが、いわゆる「ホグ・オッパ(호구 오빠=都合のいいカモにされる年上男性)」問題です。
「普段は連絡してこないのに、高級な食事をおごらせるときや車を出させるときだけ『オッパ〜』と甘えてくる年下女性にトラウマがある」「オッパと呼ばれると財布を開かざるを得ないプレッシャーを感じる」といった、苦い経験談を告白する男性も少なくありません。オッパという言葉が持つ「年上男性としての責任・支払い義務」を逆手に取った搾取構造が存在することも、リアルな現代事情の一面と言えます。