インターネット上の質問掲示板やSNSでは、この振込制限を巡る生々しい困惑の声が日々投稿されています。
「車の購入手付金50万円を支払うためATMへ行ったが、送金エラー。午前中に生活費として現金10万円を下ろしていたため、送金枠が40万円に減っていたことを窓口で初めて知らされた」(30代会社員・Xへの投稿より)
「実家の一人暮らしの母(74歳)が入所予定の介護施設へ前受金を振り込もうとしたところ、暗証番号は合っているのに一切操作が進まない。郵便局へ問い合わせると、過去数年間ATM送金を使っていなかったため『高齢者詐欺防止ロック』が自動作動していた。結局、委任状と戸籍謄本を取り寄せて窓口へ行く羽目になり、半日を潰した」(50代女性・知恵袋での相談手記より)
現場の郵便局員に取材すると、次のような苦渋の証言が返ってきます。
「毎日のようにATMコーナーから『機械が壊れている』とお叱りを受けます。しかし、中高年の方を狙った電話詐欺や還付金詐欺の現場は、9割以上がATM前です。現場で不満をぶつけられても、水際で大切なお金をお守りするためには、システムで一律に硬直的な制限をかけるしかないのが金融機関側の本音です」(都内郵便局・主任担当者談)