関東は7日、関西は15日?2026年正月の「門松はいつまで」飾るべきか……地域別の松の内と正しい処分マナーの最新事情

関東は7日、関西は15日?2026年正月の「門松はいつまで」飾るべきか……地域別の松の内と正しい処分マナーの最新事情

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かつては日本全国どこでも、門松は1月15日の小正月まで飾るのが一般的だった。この伝統に大きな亀裂を入れたのが、江戸時代前期に江戸幕府が発令した「あるお達し」である。

1657年(明暦3年)、江戸の街の大半を焼き尽くした「明暦の大火」が発生した。木造建築が密集する江戸の町で、乾燥した竹や松を長期間玄関先に放置しておくことは、大火災の二次災害を引き起こす極めて危険な要因だったのだ。これを受け、幕府は1662年(寛文2年)1月6日、江戸市中に対して「門松の取り外しは1月7日までとする」という触書(指示)を出した。

幕府のお膝元であった関東一円にはこの指示が急速に定着し、「松の内=7日まで」という新常識が形成された。一方で、幕府の直接的な行政指導が届きにくかった上方(京都や大阪)では、伝統的な15日までの松の内がそのまま受け継がれた。現代の私たちが直面している東西のズレは、実に350年以上前の江戸の大火と危機管理策の遺物なのだ。

中村 さくら
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中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。